気温40度超えの中、街をめぐる



>>Jumeirah Mosque
 スークを出て車で西へ向かい、やってきたのがジュメイラ地区。ジュメイラとはアラビア語で「美しい」という意味で、海沿いに開発された町並みは、その名にふさわしい景観を誇っている。

 その中でもひときわ目を引く白亜の建物が「ジュメイラモスク」。一般的にイスラム圏では異教徒がモスクに立ち入ることは禁じられているが、このモスクは条件付で見学が許されている、ドバイで唯一のモスクだ。

 ただしこの日は休日に当たるため、残念ながら中は見られず写真のみ撮影。見学希望者は、毎週木曜日と日曜日の午前中のツアーに参加のこと。イスラムの基本理念を説明してもらえるそうだ(英語のみ)

ちなみに参加料金は10ディルハム(約300円)。服装規定があり、女性はスカーフ着用(モスク受付で無料貸し出しも)。イスラムでは髪は性的な意味があるとかで、必ず女性は隠さなくてはいけない。もちろんキャミや短パンなどもご法度だ。

>>A shopping mall(name unknown)

  次にやってきたショッピングモール。名前は不明(笑)ガイドさんが「トイレ行く方はこちらで。○分後に集合です」と言っていたので、観光地ツアーにお決まりの「お土産物屋さんに案内」のパターンか。

 無名なモールらしく、階層は3階+地下駐車場。客はほとんどなし。インド系と中国系のショップばかりなので、わざわざドバイくんだりまで来て買うようなものがない。仕方がないのでトイレ見学。

 出た、アラビア方式。一応は外国人が多く集まるモールなのでペーパーもあるが、やはり洗浄ノズルが。ここでは便器が西洋式だけど、和式に近いのがアラブの本式であるもよう。要するに日本のウォシュレットと同じ考え方だ。金持ち国家なら、いっそ機能便座にすればと思うのだが、そこは宗教と慣習の上から、譲れないものがあるのかもしれない。


  モールの中にあった、じゅうたん。大きさは2帖くらい?なんだか空飛ぶじゅうたんみたいと思って眺めていると、ガイドさんが後ろから「よーく見てください。近くに行って」というので、ずずいとズームアップ。

「ん?なにかついてる。」

 そう、ごろっとした石のようなものが、豪華な金糸の刺繍がほどこされた上に、びっしりと飾られている。もしかしてこれ…

「全部、宝石です」「ぎょえ~~~!」

 ホイッと展示してあるけど、値段は高級車が軽く買えるほど。もちろん石がついているので、この上に座ることはなくて、壁掛けなどに使うそうだけど、やっぱりアラブはすごい。お金持ちのケタが違う。


>>Burj al-Arab

 お金の匂いのするモールを出て、さらにお金持ちの集うジュメイラビーチへ。この一帯は外国人むけの高級宅地開発が進行中で、海に突き出た「パームジュメイラ」は、よく日本のテレビでも取り上げられている。椰子の木の形をした世界最大の人工島で、ビル・ゲイツやベッカムの別荘があることでも有名だ。

 驚いたのが、海の美しさ。ドバイとビーチリゾートはいまいち結びつかないイメージだが、ペルシャ湾は沖縄に匹敵する透明度を誇る。ただし熱波と紫外線が強く、長時間は肌をさらせない。


 そのジュメイラビーチの中でも、際立つのが「バージュアルアラブ」。世界最高、7つ星のホテルで全室がスイート。宿泊客かレストランの予約をしていないと入館さえできない。室料は一泊35万円からとも言われ、客の大半を占めるセレブたちは、1週間や1ヶ月滞在することもあるとか。

 ちょっと恥ずかしかったのが、このホテルのバーに80万円のカクテルがあるそうだが、それを飲んだのが…

「カンダウノ!とても有名デース」

 ドバイでは一番知られた日本の芸能人だそうで、あれが日本のスタンダードと思われたらどうしようと、心配になってしまった。

ちなみにホテル内部はこちらがとても詳細
http://www.tabisuki.jp/DUBAI/DUBAI_1.htm



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