エミレーツ航空

>>Emirates Airline

 今回は福岡から関空経由でドバイへ飛んだ。航空会社は初のエミレーツだ。近年、日本に乗り入れた会社で、金持ちドバイらしく最新エアバスを大量買いしたり、ハイテクを搭載して何かと話題になっている。

 チェックインカウンターから搭乗スポットまで、シャトルに乗っていくと、おお~、なんかアラブっぽいユニフォームのグラホさんが。外国のエアラインって、こういう文化の違いも楽しめてヨロシイ!
 ちなみに、この関空発は夜23時過ぎ出発なので、福岡の勤め人でも会社が終わってから国内線乗り継ぎで間に合う。あとは寝ていけるから、長丁場の便だと非常に楽だ。

 さて、いよいよ乗り込んで機内チェックタイム。まずはアメニティの内容をば。歯磨きセットにアイマスク、靴下(機内で日本人はスリッパだけど、外国人は靴下派が多い)、CAさんへのお知らせステッカー、それらが収納されるポーチ。ただしこのポーチは帰りの便ではもらえなかった。

 次は機内食メニュー。エミレーツでは、エコノミーでもちゃんとひとりずつメニューが配られる。ちょっといい気分。
 それが済んだら、エミレーツ名物ハイテクエンターテインメントパネル。これがすごい!


 各シートにテレビ、電源、USBポート、電話&キーボード兼用コントローラーが装備され、「テレビを見る」「映画を観る」「音楽を聴く」「ゲームをする」「買い物をする」「電話をかける」「メールを送信する」…以上が、すべて空の上でできてしまう!

 上記の機能は、 このコントローラーいっちょで網羅。今まで「携帯は電源落とせ~」と言われていた機内で、通話1分1USドル、メールも一通1USドルで送受信できるなんて、すごいことだ!

 さらには映画も600タイトル搭載。なんと、日本では封切館で上映中の「アリス・イン・ワンダーランド」が、英語&吹き替え両方で観られる仕様になっていて、隣のツアーのおばちゃんが「私、お金払うて見たやん!」とご立腹だった(笑)。日本語タイトルは少ないとはいえ、半日程度のフライトなら、飽きることなく楽しめそう。もちろん、音楽やゲームも映画同様に、キリがないほど積んであった。
 やがて機内食が終わってスリーピングタイム。まだ映画やゲームで盛り上がってる人が多いけど、とりあえず証明が落とされる…や、いなや!天井にプラネタリウムが映し出される。これ、けっこうロマンチック。

 この後、4時間ほどウトウトしたが、聞いていたとおりエミレーツの機内はけっこう温度低めなので、しっかり肌着を着こんで行って正解だった。座席のピッチは思ったより狭めで、ど平日の連休後にしてはイッパイイッパイ乗ってておどろいた。この前に乗ったブリティッシュエアはガラガラだったのに。

 ちなみに、エミレーツ航空では座席や機内の各所に封筒が置いてあって、手元の小銭を世界中の恵まれない子供たちに寄付できるようになっている。
 私もドバイから日本に飛ぶ便の中で、残ったダーハムとユーロを寄付してきた。お金の種類は何でもOK。封筒をCAに渡すだけなので、気軽にできるのがいい。
http://www.emirates.com/



>>in‐flight meals


 見たい人と、見てもオモロない人に分かれる機内食。往復分を一挙に並べてご紹介します。好きな方だけどうぞ~

右:日本からドバイ行き。メニューには「軽食」と書いてあった。

前菜:スモークサーモン、メイン:カワハギorビーフソテー、デザート:ラズベリームース、紅茶・コーヒー、希望者にはカップ麺

※私はビーフにしたが、となりのおばちゃんのカワハギ、あれはカワハギじゃなかった!英語でPacific Ocean Perch(カサゴの仲間)って書いてあるしw

左:朝食。上記の夜中の「軽食」からずいぶん間が空いた。

オレンジジュース、季節のフルーツ、メイン:ギンワレフーorプレーンオムレツ、クロワッサン、バター&ジャム、紅茶・コーヒー

※ギンワレフー(Silver warehou)、不気味だからオムレツにしたが、俵おにぎりの和食だったもよう。クロワッサン熱々で美味しい。普通のパンもついてくる。


 右:ドバイからラルナカ。時差と待ち時間の関係でもう一回朝食。

オレンジジュース、季節のフルーツ、メイン:マッシュルームオムレツor ブレックファストグリル、クロワッサン、バター&ジャム、チーズ&ビスケット、紅茶・コーヒー、普通のパン

 ※この前がオムレツだったので、今度はグリルにしてみた。肉と豆どっさりで、けっこうなボリューム!


左:スナック(ちょっとした軽食)

 ギリシャ風サラダ(フェタチーズが入ってる)とラム肉のラップサンドイッチ、ピーカンナッツのクッキー、ドライフルーツとナッツのパック

 ※完全に日本の匂いがなくなった感じ。ドライフルーツうまし。 



右:マルタからラルナカ。軽食

ベジタブルキッシュ、ローストビーフのロールサンドイッチ、季節のフルーツ、紅茶・コーヒー
※キッシュは熱々で美味しかった。飲み物は、マルタ発にはキニーが積んであるので、オーダーできる。
左:ラルナカからドバイ。しっかりとディナー。

ニース風サラダ、メイン:サーロインビーフステーキor チキンフェトチーネ、デザート:ハニーババ、チーズ&ビスケット、紅茶・コーヒー、チョコレート

※ビーフをチョイスしたけど、ステーキというよりシチューだった。ハニーババとは、蜜をかけたケーキみたいなお菓子。

右:ドバイから関空。一日あけて翌日の乗り換え便にて軽食。
そば、チキンカツとご飯、紅茶・コーヒー、チョコレート

※日本へ帰る便って必ず蕎麦か寿司が出るけど、正直いらない。和食が食べたかったら、世界中で食べられるのに、わざわざデレデレの蕎麦やカチコチのご飯を用意しなくていい。


左:朝食。あと数時間で日本、というところ。

季節のフレッシュフルーツ、メイン:和風or 洋風、クロワッサン、バター&ジャム、紅茶・コーヒー

※洋風をチョイス。チーズとトマトのオムレツ。和風はゆかりご飯とサーモン照焼。カチカチだと隣のインド人が嘆いていた(笑)

 以上、機内フードサービス。味はまあ外資系ライン平均というところだが、カトラリーが金属で袋入り、ホカホカのクロワッサンが美味しいという点は良いと思った。
 ただし、やはりイスラムの国の会社だからか、アルコールのサービスは「言えば出てくる程度」。搭乗後も欧米系のようにナッツの袋とカクテルワゴンではなく、いきなり食事のカートが回ってくる。もし、アルコールが飲みたい人は、紅茶かコーヒーか聞かれた時に、ついでに頼むべし。間違っても「ワインは赤白どっち?」なんて聞いてくれないし、おかわりもしにくくて酒飲みには辛い(TT)


ということで、次はドバイ空港に潜入編。



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