NZ北島、内陸部を南下の巻
このブログを編集中に、ニュージーランド南島クライストチャーチ近郊において、大規模な地震が起こりました。つい先日、訪れたばかりの美しい島が甚大なる被害に見舞われたことに、ニュージーランドを愛する者の一人として、深く胸を痛めております。その後、わが国で起こった震災ともども、行方不明の方々の捜索が進捗し、被災地域が一日も早く復興するよう心よりお祈り申し上げます。
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>>Mata Mata
がっつり眠って目覚めた朝。この日はモーテルに泊まったが、こっちはさすがに土地が広くて、2階建てと平屋形式。アメリカの田舎のモーテルの防犯ゆるい版、といったところか。何しろ扉がガラス戸で、タペストリーで防がないと外から丸見え(笑)
朝食がわりに、昨日同行者が近所のフルーツショップから買ってきてくれた葡萄をいただく。地元の農家で採れたのだろう。非常にみずみずしくて美味だった。今日はこの後、ケンブリッジから車で30分ほどのマタマタへ向かう。
マタマタ(Mata Mata)はマオリ語の地名で、意味は「顔顔」。偉大なる酋長をあらわす「顔の中の顔」といったニュアンスなのだそう。北島の中央あたりに位置する丘陵地帯で、人口より羊が多いような村だが、数年前から観光客が訪れるようになった。
しかし牧場内に入らずとも、このあたりはまさにホビットが出てきそうな、雄大な丘陵の光景が楽しめる。ぜひ写真をクリックして拡大してみて欲しい。もし私が監督なら、映画のセットにこの光景を使いたいと思うだろう。
特に、都会で暮らしている人間にとっては空気の匂いが格別だ。肺が洗われるような、まっさらな空気。NZは本当に美しい国である。
こちらは、牧場の囲いの中のひつじ達。私がカメラを持って近づくと、一斉に後ずさりした。昨日のフレンドリーな馬たちと大違いだ。気の小さい動物ということもあるが、飼われ方の影響の方が大きいだろう。その証拠にこの2日後、私はフレンドリーすぎるひつじに遭遇することになる(笑)
さてお次はもっともっと南へ向かうが、その前に腹ごしらえだ。
>> Lunch at Mata Mata
さあ、ランチ。今から向かうTaupo(タウポ)への途中の街道沿いのレストランへ。何軒か並んだ中から「エスプレッソカフェAlley Cat」にて、屋外テーブルをチョイスした。NZでは外メシが気持ちよい!
こっちは同行者が食べてたフィッシュ&チップス。昨日の店より量的に上品だ。野菜もついてる。こっちにしたら良かった。それにしても、欧米系国家ってイモ好きね。ドイツもフランスもマルタも、どこ行ってもフレンチフライかマッシュがついてくる。アジアみたいに米がステイプルフード(主食)という考えがないからだろう。
緑のボトルがかわいい「ジンジャービア」。NZではおなじみのドリンクなのだそうだ。ビアというからアルコールが入っているかと思いきや、ノンアルコール。昨日のランチのときにクレイグが飲んでて、なんだこれと思っていたのだ。
味は、いたってまろやか。酸味はほとんどなく、あっさりした甘みの炭酸がのどを通ると、ほわっ、ぴり、とショウガが香る。どっちかというと素朴な味わいだ。お酒を割るのに使うと、けっこう合うんじゃないかと思った。
しかし、こちらでコーラを買うとバケツのような紙コップに入って出てくるのに、なんでシュウェップスだけこんな小さいビンなんだろう?飛行機の中ではレギュラーサイズの缶入りで提供されているようだが…
>> Taupo
ランチの後、向かったのはTaupo(タウポ)。北島の真ん中くらいに当たり、国でいちばん大きな湖、タウポ湖があることで有名だ。
ここら中部地方はロトルアをはじめ、温泉があちこちで出るのだとクレイグが言っていた。マオリ語でタウポの意味は聞き忘れたが、近辺で最も有名な景勝地、「Huka」(フカ)は「泡」をあらわすのだそうだ。なるほど、見て納得。まるでバブルバスを川に流したように、真っ白な泡状の水がごうごうと流れている。
ワイカト河という大きな川の支流にあたるようだが、水量がハンパじゃない。落ちたら大変。さらに、その先は落差は低いものの、ゴージャスな滝になっていて、観光客が多数やってくる。交通量の少ない国道から少し入っただけで、こんな場所があるなんて、びっくりだ。
日本じゃ土産物屋や看板などが並んで景観が台無しになるところが、さすがにNZは自然のまま、というのが素晴らしい。
☆フカの滝を動画で撮ってみた。うまく雰囲気が伝わるかどうか…
この日は、この行程の途中に何件か立ち寄り、へとへとになってホテルへ。小さなロッジが多い土地柄ゆえ、全員同じところに部屋は取れず、私と同僚の女性二人はネットで探して良さげだった「フォールズシャトー」という宿へ。二階建てのアパートメントタイプで、私が泊まった部屋はコネクティングルーム。人数に合わせて中扉を開けたり閉めたりして広さを調整する格好だ。
ご覧のようにサンデッキから入り、中はリビングとベッドルーム、バスルーム。ところが、一人で泊まるため中扉を閉められてしまい、向こう側にあるキッチンが使えない。
しかもここの管理人(ロッジなのでフロントはない)ひととおり説明すると「鍵は出るときポストに入れておいて」と言って、去ってしまった(笑)
さらに、そんな時に限ってトラブルが。なんとエアコンなどの電源が入らなくなってしまったのである。寒いのに!テレビ見たいのに!(涙)
そういうトラブルでテンパってしまい、カメラを忘れてこの日のディナーの写真はなし。せっかくタウポ湖のほとりでイタリアンだったのに。まぁ、食べたのはパスタ程度だったけど(笑)寒いし今日はあれこれ訪問先も多かったせいか、旅の疲れが増してきたので早めにベッドへ。明日は、さらに南下して北島南端をめざす。
つづく
ここら中部地方はロトルアをはじめ、温泉があちこちで出るのだとクレイグが言っていた。マオリ語でタウポの意味は聞き忘れたが、近辺で最も有名な景勝地、「Huka」(フカ)は「泡」をあらわすのだそうだ。なるほど、見て納得。まるでバブルバスを川に流したように、真っ白な泡状の水がごうごうと流れている。
ワイカト河という大きな川の支流にあたるようだが、水量がハンパじゃない。落ちたら大変。さらに、その先は落差は低いものの、ゴージャスな滝になっていて、観光客が多数やってくる。交通量の少ない国道から少し入っただけで、こんな場所があるなんて、びっくりだ。
日本じゃ土産物屋や看板などが並んで景観が台無しになるところが、さすがにNZは自然のまま、というのが素晴らしい。
☆フカの滝を動画で撮ってみた。うまく雰囲気が伝わるかどうか…
この日は、この行程の途中に何件か立ち寄り、へとへとになってホテルへ。小さなロッジが多い土地柄ゆえ、全員同じところに部屋は取れず、私と同僚の女性二人はネットで探して良さげだった「フォールズシャトー」という宿へ。二階建てのアパートメントタイプで、私が泊まった部屋はコネクティングルーム。人数に合わせて中扉を開けたり閉めたりして広さを調整する格好だ。
ご覧のようにサンデッキから入り、中はリビングとベッドルーム、バスルーム。ところが、一人で泊まるため中扉を閉められてしまい、向こう側にあるキッチンが使えない。
しかもここの管理人(ロッジなのでフロントはない)ひととおり説明すると「鍵は出るときポストに入れておいて」と言って、去ってしまった(笑)
さらに、そんな時に限ってトラブルが。なんとエアコンなどの電源が入らなくなってしまったのである。寒いのに!テレビ見たいのに!(涙)
そういうトラブルでテンパってしまい、カメラを忘れてこの日のディナーの写真はなし。せっかくタウポ湖のほとりでイタリアンだったのに。まぁ、食べたのはパスタ程度だったけど(笑)寒いし今日はあれこれ訪問先も多かったせいか、旅の疲れが増してきたので早めにベッドへ。明日は、さらに南下して北島南端をめざす。
つづく
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