金鐘~中環/茶芸館と蝦子麺



>>The Hong Kong Fringe Club

今回の宿は、中環ランドマークの裏手にある、アイスハウスストリートという道に面した某ゲストハウス。

ホテルが激高い香港。せっかく一人旅だし…と、冒険心を出したのがアダになった。火事が起こったら間違いなく死ぬなという迷路設計で、唖然とするほど粗末な内装…この私が写真に残していないことで、そのすさまじさは推して知るべし(笑)

まあ、それも経験。ただ、立地は素晴らしかった。なにしろあのフリンジクラブの隣だ!
フリンジクラブ(The Hong Kong Fringe Club)とは、かつて香港がイギリス領であったころ、外国人記者倶楽部として栄えた館で、当時の文化や情報、その他もろもろが集結した、それはそれはディープな場所であったらしい。

赤白縞の煉瓦が目印の建物は、香港が中国に返還された今もこの街の文化を担い、若いアーティストの実験ステージとして、様々な展示会やイベントが行われている。カフェやレストランも併設されているので、オールドホンコンの雰囲気に浸りたい人にはおすすめ。ただし隣のゲストハウスはおすすめしない(笑)

http://www.hongkongnavi.com/food/54/


>>Lock Cha Tea House
香港というと、電飾看板がごちゃごちゃに並ぶ風景を想像する方も多いだろうが、観光地から少しはずれると、普通に日本と変わらない町並みで「あら普通じゃない」という感じだ。

今から向かう金鐘(アドミラルティ)は、中環から続く小規模オフィスや公共施設が多く、日本より高層建築が多いように見受けられた。その金鐘にある香港公園にトラム(二階建て路面電車)で向かった。目的は、美味しいお茶を飲むことだ。

時間は夕方5時前。アフタヌーンティーには遅く、夕飯には少し早いこの時間、香港ならではの素敵な時間を楽しめるのが、最近多くなっている「茶芸館」。伝統的なお茶を飲ませる専門店だ。
都会の喧騒の中にあって、静寂と緑を楽しめる香港公園は、ほんとうに気持ちのいい散歩コース。その中には様々な施設があり、この「楽茶軒茶藝館 (Lock Cha Tea House)」も、そのひとつ。

お茶の歴史や道具を展示したギャラリーの横に、老舗のお茶屋である「楽茶軒」が開いたティールームで、外観も店内もムード満点。もちろん一人で入るけど(笑)



オールドホンコンスタイルの店内、撮りたかったけど満席で難しかった(涙)

こちらでいただけるお茶は、烏龍や鉄観音など日本でおなじみのものから、珍しい花茶など数十種。私が頼んだのは、日本ではあまり飲めない白茶の一種で、こういう茶盤という平たい箱に、小さな急須、茶海と呼ばれるサーバーをのせて運ばれ、店の人が丁寧に説明しながら最初の一杯を淹れてくれる。

急須にギュウギュウに詰められた葉は、テーブルのとなりに据えられた電熱やかんのお湯で、何回も淹れなおして楽しめ、くり返すうち一煎目とはまた違った風味が生まれるから、茶の道は奥深い。

ここではベジタリアン点心も軽くつまめる。私がお茶受けに頼んだのは、白玉のジャスミンソース。これがまあ、上品で美味しいこと。お陰で、すごく満足なティータイムを楽しめた。



>>Down to Lan Kwai Fong

香港公園を出て、今度は徒歩で来た方向へ引き戻す。公園の北側の遊歩道を回ると、やがて見えてくるのが有名な「ピークトラム」。

100万ドルの夜景を見られる「ビクトリアピーク」へ登る山頂トラムで、いかにもムードが盛り上がるので、観光客に大人気。しかし路線が一本しかないので、いつもありえないほど混んでいる。

この日も15分待ちと看板に出ていたが、実際は30分待ちだろうと思われるほど、トラム乗り場の周りに長蛇の列ができていた。私は以前に一回乗ったが、たいした景色でもなかったので、翌日ダブルデッカーで上がることにして、さらに中環の奥地へと進む。
私が泊まっている場所の近く、中環の駅からすぐの場所に「蘭桂坊(ランカイフォン)」という小さなエリアがある。ここは繁華街の中でも外国人がひしめきあい、ひときわ異彩を放っている。

映画「恋する惑星」で、ヒロインが働いていたカフェバーが、たしかここの設定だったと思う。道に出された椅子に座り、世界各国の人々がビールを飲んでいる。ごちゃ混ぜ香港の、いかにもな風景がこの界隈にはある。

今夜の夕食は、そのランカイフォンでいちばん麺が美味しい(と、私が思ってる)店で、香港ならではの麺をいただくことにする。




>>黄枝記

ランカイフォンを抜けた賑やかな繁華街にある、呑雲麺で有名な「黄枝記」という店。マカオが本店らしいが、前回の旅でいただいた麺の美味さに感動。今度も必ず、と思っていた。

ここの麺は竹で打つのだそうだ。そのせいか、香港呑雲麺特有のゴムのようなコシに加えて、しゃっきりとしたハリがある。普通は名物でもある海老呑雲麺をオーダーするところだが、ここはあえて香港でしか食べられない「汁なし麺」に。





写真の茶色いもの、これが「蝦子(ハーシー)」と呼ばれる海老の卵。粉になっていて、食べるときは付いてくるスープをレンゲに何杯かかけ、ほぐしていただく。

濃厚な海老の旨みと麺の弾力がたまらない。やはりこの店は最高。





【追記】

この記事をお読みになられた方から有益な情報が。なんと上記「黄枝記」は、中環エリアの家賃高騰のため近く閉店。ただし、沙田の方のお店に行けば食べられるとか。またはマカオ本店。どちらにしても、中環店で食べ収めできたことを感謝。美味しい麺が不滅であることを祈る。



買単!香港で食べまくり3泊4日



>>Departure from Haneda International Airport

2011年のお正月明け、しれっと会社を抜け出して香港へ。

貯まったマイレージが期限切れになりそうだったので、オフシーズンの航空券に交換。3度目の香港行きと相成った。

今回はJALのマイレージなので、福岡から直行便はなく、新羽田空港経由。ちょうど江戸をテーマにした仕掛けが話題になっていたので、喜んで回ってみることにした。

第一印象「太秦?」(関西人ならわかるネタ)

映画のセットのような建物がショップやレストランになっているが、時代劇フェチの私から見ると、詰めが甘すぎてペラペラな感じがした。これを嬉しがるのは外国人観光客だけだろう。日本文化を曲解されそうな変な鳥居とか、バチあたりなムードが充満(汗)

で、とりあえず搭乗。

あんまり長くもない飛行時間だが、やはりJALだけあって機内食が「たいめい軒のオムライス」、または「札幌ヨシミのスープカリー」から選べて、ワインはミニボトルを置いていってくれる。私のチョイスはオムライス。これ今まで食べた機内食でいちばん美味しかった。


機内で「キックアス」をやっていたので、ちゃっかり鑑賞。となりの金ロレックスしたお兄さんが、お笑いを見て大笑いするので、いまいち映画に集中できなかったが、面白かった。

ちなみに帰りの便では「ソーシャルネットワーク」を鑑賞。



>>Hongkong International Airport


空から見た香港。今日も少しガスっているが、こっちが香港島、あっち側が九龍半島側。

湾をはさんで都市部が発展し、今回私が主に回るのは香港島側。以前の旅では、観光施設が充実した半島側を拠点にしたので、今度は香港の心臓部となる、リアルな中環(ジョンワン)を探検する。





昼下がりに着いたので、ランチを空港で済ませて街へ出ることに。

香港では有名なチェーン「クリスタルジェード(翡翠酒家)」が、到着ロビーにあったので、飛び込んだ。ここの坦々麺がけっこう好きで、ピーナツのきいた濃厚なスープに大満足。本来は上海が本家なのだが、メニュー構成も香港チックだし、一人旅の気軽なランチには便利だと思う。




飲み物は「凍檸茶(ドンレンチャー)」。香港式アイスレモンティーで、砂糖の入った紅茶に、これでもかとレモンスライスが突っ込まれて出てくる。ストローやスプーンで押しつぶして、かきまぜていただくのが香港式。ちなみにミルクティーは「奶茶(ナイチャー)」といい、上に「凍(ドン)」をつけたら、アイスで、「熱(イッ)」をつけたら(つけなくても意味が通るが)ホット。濃厚なミルクティーが香港では人気のようだが、私はすっきり味のドンレンチャー派。



さて、いよいよ街へ。なんと空港からは、到着ゲートを出たフロアが地下鉄のコンコースになっていて、そのまま切符を買うだけで改札もなく市内へ。

香港のsuica「オクトパスカード」を買って、たっぷりとチャージ。めざすは「香港(ヒョンゴン)ステーション」だ!



ニュージーランドへのアクセス

>>Thai International Airline

今回、福岡からオークランドまで利用したのは「タイ国際航空」。なんでタイ周り?と思われるかもしれないが、成田か関空で乗り換えると、国内トランジットで一日無駄になってしまう事が多く、海外へはたいていバンコク(タイ航空)や香港(キャセイ航空)、仁川(大韓航空)など、福岡から直行便が出るアジアのハブ空港を中継ぎにすることが多い。



タイ航空はエアライン人気ランキングでも、そこそこ頑張っている感があるので、どんな感じかと期待していたが、乗った感じはまあ普通。日本からタイは時間も短いので、モニターなし。インテリアは紫、ピンク、黄色のタイシルクをイメージしたカラフルな色彩で統一されている。


毛布もきれいな紫。今年は就航50周年に当たるらしい。けっこう古いのね。

ドリンクタイム省略の航空会社も多い中、食事前にしっかり飲み物も出た。これはタイのビール「Chang」。味は少し薄い。スナックに日本のおかきが配られて、家で飲んでる雰囲気に(笑)


機内食あれこれ

タイ料理が出るかな~と思っていたら、中華の魚にパスタがついてきた。奥の赤いデザートは、色がこわい(笑)。左奥のグラスはワイン用で、ガラスだけど足がついていないので倒れない。うっかりさん用にはナイス。ヨーロッパの鉄道も、これ使っている所があった気がする。

←こっちはやっとタイカレー。ぜんぜん辛くない…




これは朝食。オムレツ…なのだそうだ(笑)どっちかというと、卵焼き。大根おろしが欲しい。




>>Suvarnabhumi International Airport

スワンナプーム到着。とにかく広い!歩く、歩く!信じられないくらい歩く。お年寄りや体の不自由な方には、カートのサービスもあるようだが、旅疲れした足腰にはかなりきつい。やっとトランジットの手続きをして、メインフロアへ。

いかにも「タイです!」っぽいオブジェが、あちこちに置かれて、南国ムードいっぱい。ショップとしては、普通の空港にあるようなDFSとかの他に、タイならではの蘭の生花が箱詰めでお土産用に売られていたり、ドライフルーツやナッツが色とりどりにディスプレイされていたり。

でも、やっぱりお値段は空港プライス。蘭がボックスで3000円なら安いと思うんだろうけど、バンコク市内だとたぶん半額以下じゃないだろうか。なので、ここは見るだけにして、タイ料理を食べに行くことにする。食い気優先!(笑)





タイシルクで有名な、「ジム・トンプソン」も空港内にあった。ここも市内の直営店より、少しお値段が高いそうな。あとはアジアの空港につきもののマッサージ。フット30分で1500円くらいだったと思う。これも市内の3倍くらい。


>>Mango Tree restaurant

以外にもスワンナプームにはタイ料理のレストランが少ない。せっかくだったら地元の味を楽しみたい派の私には寂しい話だが、なんとか探して「Mango Tree(マンゴツリー)」という店に入った。

観光客用の店なので、メニューはスタンダードな料理ばかり。まず頼んだのが、「パッタイ」。タイ語でパッ=炒めるという意味なので、タイ風焼きそばという意味だろうか。と言いつつカーオパッ(カーオ=米→焼飯)のようにミーパッ(ミーは麺の意味)にならないところが面白い。お味は、甘いソースに生のもやしがシャキシャキして美味しかった。

こちらはおなじみ「トムヤムクン」。ココナッツベースのトムヤムタレーもあったけど、同行者が酸っぱい系好きなので、こっちに。

そしたらこれが、かなり美味しい!空港の中の店なので期待していなかったけど、日本の有名店で食べるトムヤムクンより上品でコクがあるのだ。

ちなみに、帰りの便でもここに立ち寄ってトムヤムクンを食べた。「持ち帰りレトルトパック欲しいね~」とか言いながら(笑)



こちらは「トートマンプラー」。タイ風のさつま揚げで、熱々に甘辛くて酸っぱいソースをつけていただいた。ビールにベストマッチ。

あと、これにイサーン料理の「ソムタム」(青いパパイヤの唐辛子サラダ)、「バミーナム」(温麺)をいただいた。全体的に辛さは抑えてあり、日本人にも食べやすい味だった。

でも、個人的にはレモングラスとパクチーがぐわーっと入ってる、いかにもタイの味がいただきたかった…香辛料フェチなので。次は空港から脱出して、ぜひバンコクでトライしたい。



こっちは、おまけ。

空港内のカフェカウンターで、フレッシュフルーツを売っていたので、どんなものかとデザートで食べてみた。

うううううむ、美味しくない。メロン固い(涙)しかも一緒に頼んだアイスコーヒーに思い切り砂糖とミルクが入っていて、めちゃくちゃバッドな取り合わせだった…。もし買うときはよく熟度を見てから。




以上で、けっこうな長旅だったニュージーランド編おわり。次は年始に訪れた「香港編」へ。こっち完全プライベートで遊びまくりの旅!またいつもの、ひとり旅です。

オークランドシティ(タワー&ナイトライフ)

>>Auckland Sky Tower

帰国を翌日に控え、すべての業務を終了させた後、我々がやってきたのはオークランドのランドマークである「スカイタワー」。そう、あの人間が上から降ってくるバンジージャンプのタワーである。

このタワーはオークランドシティを南北に走るクイーンズロードから、けっこうな勾配の坂を上った高台にある。直線距離にすれば短いが、歩いて到達するには、ちょっと体力を消費する。

この日は当初、内部にあるブッフェを利用しようと思っていたが、タワーの地下のブッキングデスクに行くと、2軒あるレストラン、どちらもフルブックで席がないと断られた。なにしろ、上階から夜景を見下ろしながら、牡蠣やムール貝などいただけるので、常に観光客でひしめいている。もし行かれる方がおられたら、あらかじめ予約を入れておく事をおすすめする。

しかしまあ、せっかく来たのだから展望台には上ってみようというわけで、入場料28ドル(最上階まで行ける料金)を払い、係員に誘導されて専用エレベーターでスカイデッキへ。ここからが大変だ。


なにが大変かと言うと、実は私は高所恐怖症。連れは高いところが大好きで喜んでいるが、窓の下を見ると腰から背筋にかけて「ゾクゾク」と戦慄が走る。


←ありえない透明床(怖)厚さ38ミリのアクリルなので、コンクリートと同じ強度です、って。はめこんであるだろ!それが抜けたら死ぬだろ!と腰が引ける私の横をすりぬけ、どんどん乗ってジャンプする子供たち(苦笑)



なんとか震える足をふんばりながら、撮った中の一枚。この日は少し曇りで、ガスが出ていた。それほどこのタワーは高い。


いま私が立っているスカイデッキが地上220m、食事をするはずだったレストランが194m。そんな所でごはん食べたら消化が悪い気がするのは私だけだろうか。





最後に思い切って下を見下ろしてみた。だめだ、頭がくらくらする。バンジーをする人たちは、さらにこのアッパーレベルのジャンプ台から飛び降りるそうだが、たとえ命綱がついていても、下を見た時点で私なら気を失ってしまうだろう。

そんな高所恐怖症でも、名物となるとのぼってしまう調子者の私。バカとなんとかは…とは、よく言ったものだ(笑)




>> Downtown at night


ブッフェが満員だったので、港の「Cin Cin on Quay」へ。ガイドブックに必ず載っている有名店で、さすがに内装などもおしゃれなムード。

基本はやはりシーフードということで、ブイヤベースをオーダー。これが、ネイピアで食べたブイヤベースをしのぐほどの美味しさ!

あっさりして香りが良くて、おかわりしたかったくらい。グラスで頼んだシャルドネも良いもので、非常に満足なラストナイトのディナーだった。

帰り道、クイーンズロードを歩いてホテルへ。その途中で不気味なショーウィンドウを発見した。

このキウイ、リアルというかロン毛すぎるというか、かなり怖い感じで道行く人々を睨みつけていた。さらに店内には鋼の羊が(笑)






こちらの商店はほとんど夕方5時に閉まってしまうので、日本のように夜のショッピングは楽しめない。一部7時か8時まで開いているけど、基本は朝8時から夕方5時まで仕事をして、あとは家族や友人と過ごすのがNZスタイル。

街の明かりもとても暗くて、このようにライトアップしているビルが浮かび上がるくらいだ。しかし、昔の日本もそうだった。今の不夜城のような都会の姿よりは、健康的な人間らしさを感じる夜の風景だ。



以上でNZ街歩きはおしまい。明日はいよいよ帰国の途へ。最終章は今回利用したタイ国際航空と、トランジットで利用したスワンナプーム空港の様子をレポートする。

オークランドシティ(ムール貝食べまくり)

>>The Occidental Belgian Beer Cafe

 「名物にうまいものなし」と言うが、NZの名物はハンパなくうまかった!その名物とは、グリーンマッスル(Green Mussel、またはGreen Lipped Mussel)という緑色を帯びた大型のムール貝で、NZでは奇跡の貝と呼ばれているらしい。

グリーンマッスルはNZ中、どこのシーフードレストランでも供されるが、特に有名なのがこの「オキシデンタル ベルジャンビアカフェ」である。ちょっと聞いた限りでは歯医者さんのような名前だが、ベルジャンの名の通り、ベルギー風のムール貝料理を出す店で、パリやブリュッセルで食べたことのある人もおられるだろう、熱々のポット蒸しが出てくるのだ。

行列のできる人気店だが、この日は運よくテラス席をゲット。まずはベルギービアで喉をうるおす。

この店はベルギービアカフェというだけあって、ムール貝だけでなく、素晴らしいベルギービールや本場レシピのワッフルが楽しめる。ヨーロッパ風に、あまり冷やしすぎない温度で出てきた、「ORVAL」というビール。泡が甘くて香ばしくて、非常に美味しかった。メニューにはビールだけで数十種類あり、それぞれグラスの形も変わる。それが楽しくて、料理が出てくるまでに2杯飲み干してしまった。




ここで、主役登場!レモンのくし切りと比較すると、その大きさがわかろうというもの。この殻の中に、甘くてジューシーな身がむっちりと詰まっている。新鮮な貝をほうろうのポットで蒸し揚げ、好みのソースで味付けするだけのシンプルな食べ方がたまらない。



ちなみに、グリーンマッスルのポット蒸しは数種のソースから好みで選べる。我々は、人気のロブスター味をオーダー。貝を食べているときはそれほどロブスター風味は感じなかったが、残ったスープがうまみたっぷりで最高だった。本場では食べ終えた貝殻をトングにして食べるそうだが、この大きさではちょっと扱いにくい。それほどサイズが立派ということだ。

アペリティフとして生牡蠣もオーダー。日本と違って一年中マーケットに牡蠣が出回っているらしい。しかも日本の半額以下なのだから、全くうらやましい限りだ。



食事風景。

パンは貝のスープをさらって食べるために。山盛りポテトはムール貝についてくる。サワークリームをつけると、少し重いかも。この他、お肉も頼んだが、食べるのに忙しく写真は失念(笑)



>>Lunch at The Occidental

 実はこの「オキシデンタル」には、ランチでも立ち寄った。どうしても帰国前にあのムール貝をもう一度食べておきたかったのだ。

今回は雨が降って寒かったので、室内へ。奥行きのあるけっこう広い店で、キッチン横から上がった2階がトイレになっていた。まだ時間が早かったのですいていたが、私たちが入ったあとから混みだした。やはりランチ時も人気店のようだ。





オーダー。まずはこれ。今日は人数が少ないので、先日の1kg入りポットではなく、500gにした。味付けはコリアンダー&レモン。先日のものより幾分あっさりめで、コリアンダー入りだが、あまり強烈な香りはしない。



連れが頼んだメイン、カラマリ(いか)のフリット。スパイスがきいたプリプリのいかが、カリッとした衣に包まれて、非常に美味しい。ビールの肴によく合いそうだ。

偶然たのんだメニューだったが、ポテトやサラダもついていて、女性向けのランチには十分な内容だろう。カップの中には、おそらくポテトのディップであろう、サワークリームとケチャップが添えてある。

こちらは私のメイン、ラムのサラダ。せっかくNZに来たのなら、一回くらいはラムを食べておこうと思った。

本当はラムラックのローストが良かったが、このサラダもあっさりして美味しかった。なにより、添え物のフェタチーズの美味しいこと。きっと山羊のミルクが新鮮なのだろう。野菜も酸味の利いたフレンチドレッシングでGood。こういうランチを日本でもいただきたい。



The Occidental Belgian Beer Cafe
http://www.occidentalbar.co.nz/
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